小説「社長秘書」 その4
2014/01/06(月)
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ねえ
ケンスケ
欲しいものがあるんだけど。
人気のスィーツで、いつも行列ができるんだって。
ほら、私、待つのも並ぶのも苦手でしょ?
ケンスケは、私が喜ぶんだったら、2時間くらい並んでられるよね。
今度の土曜日に、お昼からホームパーティを開くんだけど・・・
デザートの時間に間に合うように、早めに並んで買ってきてくれる?
買ってきてくれたらご褒美を考えてあげるね。
たとえば・・・
パーティの最中に、私の肩揉みを命令してあげようか?
あはは
あははは
大丈夫だよ。
パーティには、高校時代からの友達しか来ないから、会社で変な噂にはならないよ。
この前の件で、懲りたでしょ?
会社の女の子に教えたら、あっという間に噂になっちゃって・・・
この前の忘年会だって、ほら、女の子に「しゃちょ〜 お手っ!」って言われちゃってたよね。
他の人に聞こえないように小さい言われてたから気付かなかったけど、「お手」しちゃったって噂になってたよ。
「社長はマゾっぽいから、女の子に、お手ってされると喜ぶんだよ。」って言っただけなのにね。
もう、あんな噂が広まっちゃったらマズイでしょ?
でも今度は大丈夫。
会社とは関係ないから心配いらないよ。
女の子全員から「お手」ってしてもらおうね。
スィーツを並んで買ってきたご褒美に、お手を披露させてあげるね。
この前は聞きそびれちゃったけど、ワンって鳴いてから手を乗せるんだよ。
いい?
「お手」って言われたら、相手の目を見て、ワン。
右手を相手の掌に乗せるまで、相手の目を見てるんだよ。
ケンスケが、顔を真っ赤にしてお手をしてるところ、想像するだけで笑っちゃうね。
恥ずかしくて顔を伏せたりしたら、オシオキだからね。
オシオキは、みんなが帰ってから厳しくしてあげようか?
それとも、みんなの前で、チンチンさせようか?
あはは
あとは、肩揉みも。
事務 職の子が多いから、もしかしたら「私も〜」って言われちゃうね。
毎月ホームパーティをやってるから、みんなに気に入られるといいね。

続きを書きましょうか?
女子会ホームパーティで「奴隷」になってみたい方は、大勢いるんじゃないの?
言っておくけどね、その願望はアブナイですよ。需要は少なくないから(笑)
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