ハニートラップ その1
2016/01/14(木)
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読者の方から「ハニートラップ」に掛けられたと言われましたので・・・

ハニートラップに掛けてあげましょうね。
どんな風に罠に掛けられたいのかな?
って言ってもね、君の希望なんて聞かないよ。
君の理想をね、裏切ってあげるから。
いじめられたい?
それなら、いじめてなんてあげないよ。
苛めてあげそうなフリをして、苛めてあげない。
編み目の大きさの違う3枚の網タイツを見せて、どれが好きなのか聞いてあげるけど
穿いてなんてあげないんだよ。
ミニスカートの裾を摘まんで、でも持ち上げないよ。
焦らして焦らして、何も与えない。
何を与えて欲しいのか知っているのに、与えない。
穿いているハイヒールにコップの水を数滴垂らして
「拭かせてあげようか?」って聞くけど、すぐに自分で拭いちゃうの。
拭いたティッシュを見せて「欲しい?」って聞くけど、与えないよ。
ナニモアタエナイ。
君の欲しいもの、知ってるし、持ってるし、見せてあげるけど、与えない。
欲しがっていることだけ、許してあげるね。
クスクスと嘲笑しながら、許してあげるね。
それだけでも君は苦しいのに、
私の欲しいもの、教えてあげないよ。
プレゼントしてもらえたら嬉しいモノ、君には教えないよ。
私を喜ばせるプレゼント、ヒントすら与えないよ。
貢ぎたくても、貢がせてなんてあげないからね。
待て。
そうだよ。
君は躾された犬だから、待っていないとダメだったよね。
君に唯一与えられる言葉はね、「待て」だからね。
「よし」って言ってあげないけど、ずっと待っていなさいね。
クスクス
もうトラップに、少し掛かってるよ。
すぐに逃げないと、深みにはまるよ。
待て。
ウズウズと焦らされてる君の顔、マゾらしくて、いい感じだよ。
躾けられた犬にしてあげる。
君の目の前に罠が仕掛けられてるから、
私が見下ろしてあげるから、
犬になったことを後悔させてあげるから、
目の前の罠に、掛かりなさい。
でもね、君への命令は・・・
待て。
だったよね。
今日は、ここでオアズケにしておくね。
しっかり疼いて、哀しくマゾ泣きしていなさいね。
それが似合うように、ちゃんと躾けてあげるから。
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