fun復刻:男を思い通りに操る術、教えます。

バレンタインデーは寒い日が似合います。
中学生だったころは、本気で好きな男子に、チョコをプレゼントしたくて・・・
手作りだと恥ずかしすぎる。
わざわざ買いに行ったって分かるような高級チョコも恥ずかしすぎる。
コンビニで売っている、ちょっと可愛い箱にはいったチョコくらいなら・・・

好きな男子だけにあげるのが恥ずかしいから・・
その友達の分も買ったのに・・・

本命の男子だけ、恥ずかしくてあげられなくて・・・
家に持って帰ったチョコ。

あげられなかったことが悔しくて・・・
中三だから、一ヶ月後には卒業式。
二ヶ月後には、違う高校に通っている。

なのに・・・

自転車で5分の距離だから、渡しに行ってもいいのに。
夕方まで帰ってこないかな。
夕食の時間に行ったら迷惑かな。
もう夜になっちゃった。

一日遅れでも、渡そうかな。



高校生の頃は、もうSに目覚めてて・・・

「義理チョコなんて欲しくないでしょ？」

って好きな男子に聞いたりしてた。

「それとも、チョコ、欲しい？」

恥ずかしい想いをしたくないけど、相手の羞恥心を煽ったりしてた。

「欲しい、、かな。」

なんて言葉を、勇気を振り絞って言わせたのに

「チョコください、でしょ？ 言えないの？」

なんてイジワルしてた。

「で、欲しいのは義理チョコなの？」

なんて追い詰めて遊んでた。



友チョコ？
ご褒美チョコ？

なにそれ。

チョコレートのメーカーも、お菓子屋さん・ケーキ屋さんも、バレンタインデーを食い物にしてたら、こんな風習は廃れちゃうよ。

本命チョコ、それはね、女性から好きな男性に告白するためのチョコ。
それだけを作った方が、いいんじゃない？

あげる方も、もらう方も、一生の思い出になるんだから。