暗示 その18
2007/05/27(日)
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今日の暗示は、ちょっと危険です。
(他のサイトに投稿したものと同じ内容です。)
精神が不安定な方、未成年の方は閲覧禁止にしておきます。
だって、書き終わってから読んだら、、、



君は、長いトンネルにいる。
前を見ても、後ろを見ても、出口は見えない。
真っ暗で、とても寒い。
トンネルはマッスグじゃないから、
もしかしたらカーブの先に、すぐに明るい出口があるかもね。
とにかく前に進もうか。
立ち止まってても、何も解決しないから。
立ち止まったら、もう歩けなくなるよ。
ほら。 ちゃんと歩きなさい・・・
もう何時間も歩いて、くたくただ。
足が痛い。
喉が渇く。
気付いたら、靴を履いてない。
だから足が痛いんだ。
トンネルを吹き抜ける風。
冷たい風に、体温と意志が奪われていく。
気付いたら、服を着ていない。
だから心まで寒くなっちゃったんだ。
足元を見ると、いつの間にか膝まで水に浸っている。
座って休むこともできない。
そして君は、重大な失敗を犯した。
足を滑らせて、転んだ。
ただ、それだけの失敗。
でもね。
ビショ濡れになった。
体が芯まで冷えた。
懐中電灯が壊れた。
どっちに進んできたのか分からなくなった。
心が砕けて、涙が流れた。
情けないね・・・
こんなところで迷子になって、幼児のように泣いてるんだね。
元の世界に戻りたくても、
新しい世界に行きたくても、
どうしたら良いか、何も分からない。
だから言ったでしょ。
「戻れなくなるかもよ。」
って。
トンネルに入ってすぐに言ったでしょ。
「今なら、まだ戻れるよ」
って。
君が望んで、出口のないトンネルに入ったんじゃなかったの?
自分の意思で、こんなに奥まで来たんじゃなかったの?
しょうがない男。
今回だけは、特別に出口を教えてあげる。
でも、気を付けて。
出口の寸前には、鎖に繋がってる罠が置いてあるから。
真っ暗だから怖いかもしれないけど、そのまま進んでごらん。
あ。灯りが見えてきたでしょ。
明るくなってきたね。
あと少しで出口だよ。
元の世界に戻れるよ。
あと少しだよ。
何かが足元に落ちてる。
君は、拾いたくなる。
手を伸ばすと、それが首輪だと分かる。
そう。それが罠だよ。
さっき言ったよね。
出口のところに罠があるって。
首輪には鎖が繋がってる。
パドロックも着いてる。
首輪をはめたら、自分では外せないよ。
そこから逃げることも、隠れることも、できなくなる。



ん?
今、君はトンネルの中?
違うよね。
私の前にいる。
夢から醒めたかな?
今、君は、私に首輪を差し出されて、悩んでる。
思い出したでしょ?
変な夢から醒めたんだね。
でもね、喉は渇いてるでしょ。
体も心も冷えきってるね。
心細さと寂しさで、弱ってるんだね。
首輪を着けたら、ご褒美をあげる。
口移しに温かいお湯を飲ませてあげるよ。
トンネルの夢から醒めても、
心の渇きも、
喉の渇きも、
全然癒えてないから、
君は震えているね。
温かいお湯で、心も身体も温めてあげる。
大丈夫だよ。
首輪をはめてごらん。
自分の手で。
ちゃんとリードを握ってあげるよ。
喉も心も潤してあげる。
私からの特別なプレゼントで、潤してあげるよ。
え? なに?
言ったでしょ。温かいお湯だよって。
ん? ばれたかな?
そう。
お湯を飲ませてあげるって、嘘だよ。
なにか別の、温かいものを飲ませるつもり。
嘘ってわかっても、首輪してくれるでしょ。
騙されても、しょうがないよね。
もう喉もカラカラでしょ?
何を出されても飲み干せるでしょ?
早く首輪をはめなさい。
覚悟は出来てるでしょ?
パドロックもだよ。
大丈夫。 鍵は、ちゃんと返してあげるから。
カチッ
これで、もう外せないね。
自分で鍵をかけたんだね。
あははは。
君は、私の思ったとおりの子。



ん?
君は今、私の前にいるのかな?
違うよね。
暗いトンネルの中だよね。
私の前で、首輪とパドロックをつける夢みてたでしょ。
あはは。
気付いた?
あっちが夢で、トンネルが現実。
もう逃げられない。
君は、出口のないトンネルから逃げられない。
だって自分で鍵を掛けたんでしょ?
出口のところに、罠があるって言ったでしょ?
アキラメナサイ。
暗くて、寒くて、寂しいところだけど。
ずーっと、そこで、私のことを待ってるのよ。
一週間経ったら、ちゃんと拾いに来てあげる。
6月1日まで、罠に掛かったこと、反省してるんだよ。
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どうでしたか?
何か、スゴイモノを飲まされると思いましたか?
そういう趣味は、ないんです。
残念ながら。
それにしても、ちょっと怖い暗示でしたね。
自分で読み返して、少し凍りつきました。
他のサイトに投稿したものと、ちょっと変えています。
どこが違うか分かるほど繰り返し読んでごらん。
どうなっちゃうか、知らないけどね。
現実には、君の身体は自由です。
でもね、こんな暗示を読んじゃったから、君の心の一部は、今でも暗いトンネルの中に閉じ込められちゃってるんですよ。 自覚できていますか?
自分で鍵を掛けちゃったからね。
もう、心に掛けられた鍵は、自分では開けられないでしょ?
心の一部が、暗いトンネルの中に繋がれちゃったのは、現実ですよ。
アキラメナサイ。
ごめんね。
もう、私でも鍵は開けられないんだ。
でもね、大丈夫。
私が、たまにトンネルに行って、遊んであげるからね。
このブログは、そのトンネル。
罠にかかって喜んでるのは、君と私。
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