優しい微笑み その3
2016/11/07(月)
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マゾ人形を廊下に立たせたままベッドルームのドアを閉じる。
きっと、不安そうな君の顔をドアの隙間から覗きながら、
ゆっくりとドアを閉じると思います。
優しい微笑みを見せながら。
しばらくは、ベッドルームの中から物音が聞こえてくるよ。
でも10分くらいで部屋の明かりも消えて、物音もしなくなる。
君は、どうしたらいいのかわからないまま。
ドアノブを回せば
私の寝息を
私の匂いを
私の寝姿を
聴覚・嗅覚・視覚で感じることができるのにね。
でもマゾ人形は立たされたまま。
心を空っぽにして朝まで立っていなさいね。

といっても、だいたい15分くらいでドアを開けてあげます。
ねえ。
ベッドルームに入れてあげるけど、大人しくしていられる?
できるなら、入れてあげるよ。
うん。それなら、入ってきていいよ。
そして冷え切った君をベッドに招き入れるんです。
私の体温を感じさせてあげるために。
一緒にベッドで眠れるのと・・・
マゾ人形として立たされているのと・
どっちが幸せなのかな。
マゾってカワイソウだね。
幸せの定義すら、勝手に書き換えられちゃって。
君の幸せを、もう一度、定義してあげる。
君をね、片想いマゾにしてあげるね。
片想いしてもいいよって許されただけで、君は嬉しくなる。
絶望的なマゾなのに、君の心の中は、なぜか期待で溢れてるね。
男としての尊厳の欠片もないのにね。
私が許可するのは2つ。
片想いと射精。
SとMのステキな関係に思えちゃった?
絶望的なのに。

デジカメが壊れちゃった

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ということで、ほしいものリストを更新しました。
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