テントウムシ
2017/02/07(火)
prev:
next:
テントウムシって知っていますよね。
捕まえると、手の中を歩き回って、高いところを目指して歩き続けるんですよね。
そしてテッペンまで来ると、羽を広げて飛んでいくんです。
捕まえると、手の中を歩き回って、高いところを目指して歩き続けるんですよね。
そしてテッペンまで来ると、羽を広げて飛んでいくんです。

まずは右手でテントウムシを捕まえて・・・
指を上に向けると、テントウムシは指先に向けて歩いて行く。
先端までくると飛んで行ってしまうので、右手の指先の先端を左手首に付けておくんです。
そうすると、左手にテントウムシが移るんです。
そして左手の指先まで上っていく。
だけど左手の先端に着く前に、今度は右手に移らせて・・・
いつまでも飛び立てないテントウムシ・・・

昔、子供の頃。
部屋の灯りの蛍光灯にスイッチの紐がありました。
その紐にテントウムシをとまらせると、紐を上に上に登っていくんです。
照明器具の中に入っていったら、もう、テントウムシは降りてこられません。
飛んでも照明器具から出られなくて、疲れて乾いて、死んじゃうんです。

君は今、右手に停まってるテントウムシ。
左手に移ったり、右手に移ったりしても、飽きられたら照明の紐に停まらされるんですよ。
でも、君はね、上にしか歩けないからね。
カワイソウだけど。
そういう運命みたいだから。

射精禁止をしたまま、ブログ更新を止めてしまったね。
ごめんね。君は一生懸命、登り続けたのにね。
テッペンまで連れていってあげようね。
ほら。頑張って登ってごらん。
一番先端まで登ったら、飛び立たせてあげる。
君が夢に見たように、羽を目一杯広げて、飛び立てるんだよ。
あと少し。
あと少し。
ほら。この紐に掴まってごらん。
この紐の一番上にはね、天国が待ってるよ。
とても明るくて、
とても乾いてて、
君の最終目的地だよ。

干からびるまで射精しなさい。
君はテントウムシ。
疲れて乾いて倒れるまで、射精していいんだよ。
ちゃんと私が拾ってあげるね。
蛍光灯の下に落っこちてるテントウムシを、ね。
prev:
next:


