暗示 その44
2008/02/15(金)
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久し振りに暗示でもしてみましょう。
ゆっくりペースで。

君の首に、犬の首輪が優しく巻かれる。
少しゆるく巻かれたかと思った瞬間、きつく締め直される。
赤いロープのようなリードがつながれる。
首輪と私をつなぐ赤いリード。
リードを引くと、カチャカチャと金具がなる。
リードを軽く振ると、少し大きな音で金具がなる。
優しく引かれるリード。
引かれるだけで、君は従順になっていく。
リ ードを流れる私の意志を、君は心と体で受け止める。
いい子ね。
首輪で大好きな男をつないで、そしてゆっくりと引きまわす。
君の従順な気持ちは、リードに優しい手ごたえになる。
少し引くだけで、君は私の思い通りに近寄ってくる。
私の脚のそばまで優しく導いてあげるね。
リードを引く手を降ろす。
リードがテンションを失って垂れ下がる。
君も、動きを止める。
言葉で命令しなくても、私の意志伝える首輪とリード。
君の眼の前に、私の脚があるよ。
ゆっくり慎重に、そして丁寧にキスしてごらん。
命令しなくても、脚下に引き寄せられたんだから、
キスして欲しいってわかるよね。
丁寧に、ゆっくりとキスしてごらん。
君の唇が、私のヒールの先端に触れる。
ほんの少しだけ触れる。
その瞬間に、リードを優しく引く。
顔を上げさせて、キスした直後の紅潮した顔を晒してもらう。
真っ赤な顔。 涙が浮かんだ目。 荒くなった息。
すべてが可愛いね。
リードを引く手を緩める。
もう一度、ゆっくりとヒールに口を寄せる君。
今度は、しばらくキスを続けてもらうよ。
クスクスと笑われながら、ヒールにキスをする君。
私の中の愛情が、笑い声となって君に降り注ぐ。
抱きしめてあげたい。
首輪で繋がれたままの君を、強く抱きしめてあげたい。
もっとマゾに堕ちたら、強く優しく抱きしめてあげる。
私のことを忘れられなくなるように、マゾにしてあげる。
組んでいる脚をほどいて、反対に組み直す。
反対の脚にキスさせるため。
君の唇が触れた瞬間、さっきと同じようにリードを引く。
少し強めに。
君の顔を確認するために。
さっきより、もっとマゾになってる。
もうちょっとでマゾに堕ちそう。
いいよ。
私の愛情に包まれたまま、ゆっくりとマゾに堕ちてごらん。
愛されながらマゾに堕ちたら、Mの君には忘れられない甘美な記憶となるよ。
リードを伝わる私の愛情を感じてくれるよね。
こんな愛し方しかできない私だけど、ちゃんと受け止めてくれるよね。
愛情があふれて笑い声になっちゃうけど、笑われても愛を感じてくれるよね。
コワシテアゲル。
大切に。
ゆっくりと。
戻れないように。
忘れられないように。
キスしてあげるから、顔をあげてごらん。
目を瞑って。
顎をあげて、キスを求めてごらん。
その恥ずかしい顔、ちゃんと見てあげるから。
笑ってあげるから。
私の唇が、君の唇に近づく。
あと1センチ。
もう少しで触れるね。
その瞬間、私のヒールが君のアソコに触れる。
冷たくて硬い感触。
冷たくて硬いものに対して、愛情を感じる君。
電気が流れたみたいに、君の体がビクっと震えた。
君の唇には、私が笑い声と一緒に出した息がかかる。
少しだけ唇が触れる。
君が背筋を伸ばせば、ちゃんとキスできる。
でも、背筋を伸ばそうとしても、ヒールでアソコを弄ばれているから、できない。
暇になった私の両手が、君の乳首をつまむ。
両手同時に。
優しくつまむ。

