ショートストーリー 16 ホームパーティ(後編)
2011/05/21(土)
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ショートストーリーなのに前編・後編なんて・・・
って言わないでくださいね。
って言わないでくださいね。

射精を終えた君は、玄関に連れて行かれた。
段ボールを2枚重ねて床に敷いて、クッションを置いた。
君は、その上に座らされた。
君は、涙を流して嗚咽しつづけた。
それでも尚、ヘッドホンと目隠しは外さかった。
まだ部屋には私の他にも4人の女性がいる。
そう思わせておくために。
そのまま30分。
君は会社の部下の前で恥を晒してしまったことを反芻し、後悔の中で絶望を感じる。
弁解も逃亡も、もちろん忘却すら許されない過酷な場所に放置された。
部屋の中では、コーヒーを飲みながら雑談をする女の子達。
それが幻ということを知らない君。
どんな話題で盛り上がっているのか心配でしょ?
もう会社で生きていけないよね。
絶望の中で、マゾ に堕ちたことを後悔していなさいね。

書き終えて読み返してみたら、99%実話でした。
うーん。楽しい思い出ですね。
玄関で放置されてても、アソコはカチカチでしたよ。
みんなが帰るときに、もう一度苛められたかったの?って思っちゃうくらい。
私ひとりで演技してたって分かった瞬間、本当に泣き崩れていました。
こういうシチュエーションに憧れてるって言ってたから、体験させてあげたんです。
社会的に抹殺されながら射精する快感。
そんな素敵な経験をしつつ、実際には抹殺されないなんて、M系男子垂涎のシチュエーションでしょ?
私って本当に世界一優しいと思いますよ。
異論ある?

2012年10月20日追記:
未だにトラウマだそうです

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