君はまだ、これの恐ろしさを知らない。 その3
2012/06/05(火)
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貞操帯を自分で着けるのと、本当に鍵を奪われるのでは雲泥の差があります。
鍵を完全に管理された男性が漏らした一言は、
「ガラスも手すりもない展望台」
です。
崖っぷちまで近寄れますか?
君から近寄らなくても・・・
鍵を完全に管理された男性が漏らした一言は、
「ガラスも手すりもない展望台」
です。
崖っぷちまで近寄れますか?
君から近寄らなくても・・・

コワレテイイヨ
冷たく言われる一言。
どんなふうに壊れるのか観察されていることに気付きながら
ゆっくりと壊れていきなさい。
何度も言うけど、時間ならたっぷりあるよ。
泣いてもいい。
解錠を懇願してもいい。
マゾであることを隠す必要なんて、ない。
惨めで哀れな姿を見せても、嫌われない。
そういう姿を見たくて言ってるんだよ。
コワレテイイヨ
って。
あはは
目から鼻から、口から も液体が溢れてて
理解できない言葉を繰り返してて
体が小刻みに、意味のない動きを繰り返して
私の脚に手を伸ばして、触れてもいいのか躊躇して
私が笑顔で頷くのを確認して、脚に触れる。
手のひらで太腿に触れているだけでは寂しくて
頬を擦りつけ、体を擦りつけ、少し安心しはじめる。
貞操帯に施錠されている恐怖から逃げているの?
そこにいるだけで幸せなの?
本当に壊れちゃったね。
5分だけ、そこにいていいよ。
解錠を懇願してもいいよ。

ほら。
そろそろ脚から離れなさい。
分かってると思うけど、今日も鍵は開けてあげないよ。
明日? 明後日? それは君次第だね。
鍵を開けて欲しかったら、次の言葉を守りなさい。
アシタカラ コワレチャダメ

壊れていたかったですか?
壊されたかったですか?
あはは。
壊れちゃったほうが楽なんでしょうけどね

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