目覚め その2
もう少しでホワイトデーですね。
楽しみにしています。 たくさん我慢して苦しんでくださいね。
楽しみにしています。 たくさん我慢して苦しんでくださいね。

『ここは?』
横浜や品川から探したが、安くて広そうなホテルは見つからなかった。
埼玉まで検索範囲を広げたら、良さそうなホテルが見つかった。
ツインで一泊2万円。 二泊したら4万円。少し高かったけど、そこに決めた。
彼の貞操帯をズボンの上から軽く握った。
『もうちょっとだよ。もうちょっと、 いい子にしてるんだよ。』
彼の顔が赤くなっていくのが楽しかった。
『ねえ。 今日も洗っておく?』
『うん。 少し痒くなってるから、、、』
いつもの通り、彼がシャワーを浴びたあとに、彼の両手を拘束した。
私にとっては慣れた作業。 貞操 帯を外してシャワーをあてる。
それだけで彼の声が漏れた。
剃毛して洗い流す。
タオルで優しく包み込むように拭く。
乳液のローションを塗る。
それだけの作業で、彼のアソコは痛そうなほど膨れあがった。
腰を伸ばして立つことも苦しそうな彼。
少し腰を引いた姿勢で、感覚から逃避するような仕草を見せる。
『それくらいで逃げてるつもり?』
といって笑いながらアソコに指を掛けた。
それだけで、彼の呻き声が漏れた。 呼吸が荒くなり、体全体が赤くなっていった。
『ほんと、もう限界って感じだね。』
指に力を入れる。 ほんの少しだけ。
でも、その少しが彼の理性を崩してしまった。
『あっ。 あっ。』
彼の腰がモゾモゾと動き出した。
私の指に発情してしまった哀れな玩具。
指を離すと、彼の溜息が漏れた。
『今日は、いつもより意地悪してあげるね。』
そういって再び指を掛けた。
『指一本で狂っちゃうんだね。』
後ろで拘束されている彼の両手が暴れ出した。
両足で踏ん張っていないと、膝が崩れてしまいそうに見えた。
でもすぐに、その両足も膝が大きく揺れ始め、内股気味になっていった。
首を左右に振って、必死に耐えている彼。
『こっちも苛めてあげるよ。』
そういって左手で彼の右の乳首を摘まんだ。
彼は呼 吸を止めた。
私は中腰になって、左の乳首にキスをした。
右手の人差し指でアソコを触り、左手と口で両方の乳首に刺激を与えてみた。
『だめ。 もう、、、逝っちゃうよ〜』
一瞬だけアソコを手のひら全体で握ってから、彼の体から離れた。
『うっ、、、うっ、、、』
彼の目から涙が流れた。
『もう降参かな? でもね、降参したからって許されるとは限らないんだよ。』
今度は、彼の左右の乳首を、両手で同時に摘まんだ。
逝きそうになっているから、アソコには指一本触れずに。
彼の膝が崩れた。
立っていることもできなかった。
『ほら。 ちゃんと立って。』
立ち上がろうとしても、両足に力が入らないようだった。
やっとのことでヨロヨロと立ち上がった彼。
アソコの先端からは粘性のある透明な体液が溢れていた。

しばらくして貞操帯をはめると、彼は私に抱きついた。
雄々しく、丁寧に抱きしめられた。
優しさと力強さを感じさせるように抱きしめられたまま、キスを奪われた。
私の好きな抱擁だった。
決して満たされない性欲。
爆発寸前にまで高められた男性としての本能。
鍵を持った女性への崇拝。
逆らうことすら許されない被虐。
その全てを感じさせる抱擁だった。
『気持ちいいよ。もっと強く抱いて。』
この感じがたまらなく好きだって自覚した。
『週末に逝かせてあげるんだよね。』
そっと呟くと、彼の両手が微かに震えた。
『そのあと、自分で貞操帯をつけさせようかな?』
『君がどんな顔で鍵をかけるのか、ゆっくり観察したいな。』
『うん・・・』
彼のバスローブを脱がし、そして彼の胸に顔を埋めた。
固くなっている乳首に唇を寄せ、優しくキスをした。
反対の乳首にも指を伸ばし、爪の先で優しく引っ掻くように刺激を与えた。
彼の手が私の胸に伸びた。
私の体を触れる彼の手を、私の手が押しとどめた。
『今日は、君を感じさせてあげる。 貞操帯のままだけどね。』
『狂っちゃってもいいからね。』
その言葉だけで、彼の理性は簡単に崩れていった。
彼の見ている前で、私は服を脱いだ。
彼を挑発するような妖艶な白い下着だけを身につけた。
白の ショーツとブラ。 白いガーターストッキング。
そしてレースの手袋。肘までのロングタイプ。
そして髪を後ろでまとめ、少し高い位置で結わいた。
『こうすると、目つきが悪くなっちゃうけど、、、』
眼尻が吊りあがり、いつもよりも意地悪な感じの目つきになった。
『どう? 似合ってるでしょ?』
彼の視線が釘付けになっているのを感じたまま、軽くストレッチをした。
運動で鍛えた体は、ストレッチの動作が一番きれいに見える、って彼が言っていたから。
『このカッコに似合う白いハイヒールでも買ってあげるね。』
つま先を見つめながら言った。
『土曜日は、このカッコでしてあげるよ。』
『うん・・・』
ベッドに腰かけている彼の隣に座った。
『触りたい?』
そう言って彼の体に近づいた。
『うん・・・』
彼は少し姿勢を直して、腕を広げて私を抱きしめようとした。
『ダメ。 今日は見るだけだよ。』
『えっ。』
『土曜日のお楽しみにとっておこうね?』
『そ、そんな、、』
『どうせ逝けないんだから、見るだけでもいいでしょ?』
『だって、、、』
情けない顔で哀願する彼。
その彼を楽しそうに見つける私。
『早く週末にならないかなぁ?』
そう呟く私。 そして大きく頷く彼。
『金曜日はさ、限界まで焦らしてみようね。』
明るく言った私に、真っ赤な顔をした彼が小さく頷いた。
『じゃあ、今から、予行演習してあげる。』
そう言って、私がキスを奪った。
そして、貞操帯を付けられたままの彼の体に、意地悪な刺激を延々と与え続けた。
たった5分で狂ってしまった彼を、一時間以上も弄ぶように愛撫しつづけた。
『面白い玩具だよ。』
彼は返事をすることもできないほど呼吸を荒くしていた。
どんなに酸素を肺に取りこんでも、全然足りない様子だった。
『もっと私を楽しませて。』
貞操帯を右手で掴むと、彼の熱くなった体温をプラスチック越しに感じることができた。
『あはは。 固くすることもできないのに、とっても熱くなってるね。』
彼は鳴き続けたまま体を震わせるしかできなかった。



