淳の調教 その1
2012/06/30(土)
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フィクション小説です。といってもフィクション部分は20%くらいで、残りの80%はリアルになると思います。

「もう許してください・・・」
淳の泣き声まじりの懇願を無視して、限界まで固くなったアソコの根元を指で強く締め付けた。
人差し指と親指で輪っかをつくって、その2本だけで締め付ける。血液の流れを止めるように。
惨めに赤黒く腫らしながらドクドクと脈を打っている。
残りの3本の指と手のひらは、アソコから1cmくらいまで近づけておき、たまに軽く触れさせる。
手のひら全体で握られたいのか、腰をモゾモゾさせながら淳は声を漏らす。苦痛に耐えているような声にも聞こえるし、快感に耐えきれずに漏らした声にも聞こえる。
革製の手枷が淳の両手を背中で束ねている。淳は、背筋を伸ばした姿勢を保てないから、手枷と首輪を短いリードでつないでいる。 前回試したときは、数時間拘束されただけで、3日間も肘が痛くなったと嘆いていた。
両足首にも革製の枷を巻き、左右の枷を南京錠で繋いでいる。両足を姿勢よく揃えさせるため。
逃げられないどころか、直立のまま姿勢を崩すことも許されない拘束を施されている。
手のひら全体で優しく握ると、アソコの先端から、少し白濁した液体が糸を引いて床に垂れた。
「ほら。また1滴垂れたよ。これで10滴だね。」
目隠しされた淳に教える。それと同時に手のひらを広げる。
人差し指と親指の2本だけでアソコの根元を強く握ったまま。
あと20滴。1滴目から10滴目まで5分かかった。順調に行けば、あと10分で終わる。
でも、10分で終わらない。そのことは淳も私もよく知っていること。
淳の意思とは裏腹に、私は順調なんて望んでいないから。
目隠しされていても、私が意地悪く笑っていることを淳は感じているはず。
「ねえ。あと20滴だけど、姿勢を崩したら減点するからね。」
その言葉に身体と表情が硬くなる。
そう。ここまでは準備運動のようなもの。
ここからが楽しくなるところ。

昨日はいつまで経っても30滴に到達できなかった。
「これは、、拷問、、です、、」
昨日、淳は男のプライドが崩壊するほど泣き続けた。
1時間くらい頑張ったのに、30滴を達成できなかったから。
実際は30滴以上垂らせたけど、何度も姿勢を崩し、何度も減点されたから。
1滴垂らすたびに姿勢を崩し、何回垂らしてもカウントは10滴のまま。
何度か15滴まで頑張れたのは、私が嘘をついたから。
本当は垂れていないのに、カウントしてあげたから。
目隠しされてて、私が言ったことだけが「真実」となるから。
そうしないと「頑張れば30滴できるかも・・・」という気持ちが折れそうだったから。
最後には、淳は降参した。それは貞操帯の再施錠を意味した。

そして今日も同じ拷問を受けている。
2週間も射精を貞操帯に封じられているから、油断して握りすぎたら射精してしまいそう。
アソコを握ると、一瞬で熱い血液が大量に流れ込んでくる。
ドクドク
ドクドク
ドクドク ドク
ドクドクドクドク
3秒で鳴き声が響き始める。
5秒以上は握っていられない。
私の一番好きな時間は、たった2秒間。
淳の一番苦しい時間は、手を離した後の10秒間。
あー
あーあー
意味不明の鳴き声を続けながら、涙と涎が顔を惨めに汚していく。
首輪をきつめに巻いているせいもあって、顔が真っ赤に染まっていく。
血流と呼吸が首輪で制限されている。
興奮する前は、首輪と肌の間に指2本がすんなり入った。なのに今は首の皮膚に完全に張り付いている。
首輪をつけたまま射精させて、苦しい感覚を覚え込ませてきた。
もう条件反射のように擦り込まれているはず。
擦り込まれてるでしょ?
首輪の苦しさの後に、射精の快感が得られるって。
首輪が苦しいでしょ。
射精の間際の苦しさだってこと、条件反射で分かってるよね。
でもまだ10滴。
姿勢を崩さずに20滴垂らせないと、淳は条件反射を裏切り続けなくちゃならない。
「今日も降参していいからね。」
耳元で小さな声で残酷な宣言をした。
それは、少し笑いながらの宣言だった。

つづく
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