わずかな希望すら奪う快感 その2
2012/07/18(水)
prev:
next:
その1とは直接繋がっていません。

私のこと、好きになっても良いよ。
私のこと、愛しても良いよ。
その感情は、ちゃんと受け止めてあげる。
でもね、私は君に恋愛感情を持たないよ、きっとね。
片想いしてなさい。
胸が張り裂けそうなら、そのまま耐えていなさい。
ちゃんと小さな希望は与え続けてあげるからね。
いっそ、希望がなければ私を忘れようとするでしょ?
でも、そんなことは許さない。
君にしか分からない言葉をプレゼントしてあげる。
紙ナプキンに書いた言葉は「アイミテ」。
それだけで君は痙攣を始めるほど打ちつけられるでしょ。
これも小さな希望。
この小さな希望にすがっていなさい。
海辺の別荘は初めて。
私の中にも、まだ空白地帯があるって感じたでしょ。
君が入り込む余地が残っているって感じてくれたでしょ。
これも小さな希望。
君からプレゼントされたイタリア製のパンプス。
友達は高級品って気づいてないけど、履き心地は安物と全然違う。
大切な仕事の時には、いつも履いているよ。
これも小さな希望。
もう一度言うね。
私のこと、好きになりなさい。
私のこと、本気で愛してみなさい。
受け入れてあげるから。

私の中に塗り替えられないSの部分がある。
その部分は、男性を壊したがる。
でも、私だって普通の恋愛をしたいんだよ。
Sの部分と、女性の部分。
私が欲しいのは、両立させてくれる男性。
ほら、これも小さな希望。小さな餌。
君は野良猫じゃないよ。飼い猫でもない。
餌付けされた野良猫。
とても美味しい餌を、ほんの少しだけ食べさせてあげるの。
空腹を満たせないけど、忘れられない美味しさを教えてあげる。
これも、もちろん小さな希望。
そろそろ君は壊れ始めてるかな。
可哀想だね。
ほら、射精しなさい。
私から小さな希望を与えられたら、射精しなさい。
とっても残酷な調教をしてあげる。
小さな希望を与えられることが快感だって勘違いさせてあげる。
10
ちゃんとゼロで射精するんだよ。
9
逝ったら、君の心に楔が打ち込まれる。
8
私のことを好きだって言えるようになりなさい。
受け止めてあげるから。
7
片想いの相手に、射精を捧げ続けなさい。
君の精神が狂ってしまうけど、仕方ないね。
6
嬉しいでしょ?
5
逝かされて嬉しいでしょ?
4
私のブログに書いてあるかな?
君の方が私より詳しいから、教えてよ。
「釣った魚」に餌はあげないって書いてあった?
3
はい。
オアズケ。
だって、これで射精したら、君は壊れちゃうから。
あはは。
残酷な調教が始まったね。
prev:
next:

