ショートストーリー 24(加筆)
2012/08/10(金)
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貞操帯で2週間。
そして誕生日。
どんなプレゼントを期待しちゃう?
そして誕生日。
どんなプレゼントを期待しちゃう?

貞操帯に初挑戦のTクン。
就職活動が終わったお祝いに貞操帯で射精管理を試したんです。
「初めてだから、明日まで我慢できたら解錠してあげるね。」
といってインシュロックで簡易施錠しました。
次の日、意外にも大丈夫そうなTクン。
手錠されて洗ってもらうのが夢っていうから、さっそく夢を叶えてあげました。
「まだ我慢できそうでしょ?」
って聞くと、顔を赤らめて震えながら頷くんです。
だから、南京錠で再施錠。
カチっていう施錠の音に、ビクって震えてて可愛い感じ。
まだ若いから10日くらいで完熟です。
熟れ熟れのまま、取り調べ開始です。
初体験はいつ?
なんで射精管理に興味を持 ったの?
最期はどんな風に射精させて欲しいの?
室内用のハイヒールと、普段使っているパンプス。 どっちで踏まれたい?
首輪は何色が欲しい? 誕生日に買ってあげようか?
なんて感じで聞いていたら、なんと次の週末が誕生日だって。
しかも童貞マゾということも判明。
「じゃあ、素敵な誕生日プレゼントをあげるね。」

ちょっと郊外までTクンの車で出かけて、ラブホテルにお泊まり。
お風呂上がりのTクンをベッドに仰向けで寝かせて、Tクンの両手と両足は、タオルで簡易拘束してから、脱いだ服を頭に乗せていく。
「シャワーから出てくるまで、動かないで待ってなさい。」
って言うと、脱いだ服の下から小さな返事が聞こえる。
シャワーを浴びて、とっておきの準備をして、ベッドに腰掛ける。
「いいよ。自分でタオルを解いて、起きてごらん。」
Tクンが目にしたのは、手足を拘束した私の姿 。
年下の男の子が好むスーツ姿、、、は面倒だったので、ポロシャツとミニフレア。
下着を着ていないまま、両手を後ろで拘束したから、胸のあたりを見られると恥ずかしい。
「君の勇気を見せてごらん。」
って言葉が恥ずかしさで震えちゃった。
本当は挑発的に言うはずだったんだけど。

でも、Tクンったら勇気の欠片もない男。
服の上から触れただけで、手も指も動かせない。
焦らすように触ってるんじゃなくて、勇気がでなくて指が進まない。
「下手だね。」
そういって挑発しても、それでも素肌に触れることすらできない。
・・・オシマイにしようか?
・・・童貞の君には、まだ無理だったね。
・・・一生童貞でいればいいよ。
・・・チャンスは一度だけなのにね。
・・・クスクス
優しい小さな声で囁く。
手足を拘束されたままの女性に嘲笑される。
それでも勇気がでないなんて。
Tクンの両手が私の胸を掴んだ。
優しさだけを感じる触り方。
男を感じさせない触り方。
でも仕方ないよね。
だって、アソコには貞操帯が施錠されている。
Tクンは男じゃない。男を封じられている。
「ソファーにブラがあるでしょ。その下を見てごらん。」

そこにはコンドームの箱と鍵。
私が用意して、ブラで隠しておいた。
Tクンが、それを見つける。
顔が強ばり、赤らみ、表情が変わっていく。
マゾの顔から男の顔に。
少しだけ自信を回復したように。
「わかりました。」
そう言って完全に男の顔に戻った。
「コンドームはお願いね。」
そう言って伏し目にして、顔を横に向ける。
笑顔ではなく、緊張した横顔を見せる。
「でも、一度だけでいいから、先に逝かせて。そうしないと・・・」
Tクンは、ベッドに戻 って私の体を一生懸命に撫でたり触ったり。
不器用な触り方。
童貞は嘘じゃないと確信しながら身を委ねる。
20分後には、拘束された体を窮屈に捻りながら・・・

Tクンは、私を逝かせた満足感と、童貞を捨てる緊張感で満たされていた。
完全に男らしい顔つきに戻ったTクン。
私は両手を拘束されたまま、Tクンに体を委ねる。
自信を取り戻したTクンは、私の弱点を探り当てて、弄ぶように触ってくる。
私の声色や表情が変わるのを、冷静に観察しながら触ってくる。
焦らされた私は、Tクンの貞操帯に唇を寄せて、エッチなオネダリを始めた。
Tクンは、いよいよ鍵に手を伸ばして、南京錠を解錠して・・・
「え。」
そう。
渡した鍵は、偽物。
それでは貞操帯は開かない。
「今日はオアズケだよ。」
一瞬でマゾの顔に戻ったTクン。
・・・初体験の気分だけは味合わせてあげたよ。
・・・ 何度も夢に見なさい。
・・・あと一歩のところで目が覚めるかもね。
・・・初体験のドキドキなんて、知らないままの方が良かったね。
・・・でも、童貞マゾのまま躾けてあげる。
・・・これが誕生日プレゼント。
今度は挑発的に囁いた。

童貞マゾを釣ってみましょうね。
何匹釣れるかな。
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