M転小説 スワン・クラッチ(前編)
2012/08/14(火)
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スワン・クラッチという玩具があります。
小さな玩具に、CHIKAが逝かされちゃった「ショートストーリー」です。
小さな玩具に、CHIKAが逝かされちゃった「ショートストーリー」です。

チカちゃん、これでエッチなカラダになっておきなさい。
そういって渡されたのはピンク色のローターでした。
スワン・クラッチというローターで、アソコの中を締め付けるとスイッチが入るという意地悪な設計なんです。
独りで部屋にいるときに、そっと入れてみたんですけど・・・
スイッチが入らない。
指で押したときはスイッチが入ったんですけど、アソコに入れて力んでも、スイッチが入らないんです。
力を入れる場所が違うのかな?
階段の登り降りとかで力が入るかも?
試行錯誤しても、それは振動を始めない。
もう一度取り出して指で押しつぶすようにすると、振動が始まった。
強く押せば強い振動で。
弱く押せば弱い振動で。
壊れてな いし、充電もされている。
もう一度アソコに戻して、力んでみる。
まるで振動が欲しくて頑張ってるみたい。
そう思うと恥ずかしさで頭がおかしくなっていく。
独りでなにしてるんだろう・・・
エッチなカラダになっておきなさいって言われたのに、スイッチすら入れられないなんて。
これを貰うとき、彼に意地悪を言われてたことを思い出しました。
「なにかの拍子にスイッチが入っちゃって、感じちゃって、アソコが自然と締まって、もっと振動が強くなって・・・」
そんな意地悪を言われてたのに、スイッチを入れる最初の段階のための悪戦苦闘。
もうダメかな・・・
諦めようかな・・・
諦めかけてたところに、彼から意地悪なメールが届いた。
振動が欲しかったら、アソコを一生懸命締めつけてごらん。
アソコを締め付けるなんて、恥ずかしいね。
どんな恥ずかしい格好で、練習してるの?
恥ずかしい姿を男性に晒すためのトレーニングって分かってる?
バイブのスイッチが入ったら、いっぱい意地悪してあげるね。
頑張りなさい。
そんなメールを読んでしまって、すっかりMモードに浸ってしまった。
意地悪なローターで辱められることばかり考えてしまいました。

でも結局、アソコでスイッチを入れることができなかったんです。
なんか女性としての敗北感。
でも彼は諦めていなくて、次に会うときにローターを使わせてあげる約束をさせられました。
ホテルに入ると、シャワーも浴びさせてもらえずに、ローターをアソコにいれたまま拘束されちゃった。
両腕を後ろ手で拘束されたから、自分ではローターを取り出すこともできない。
首輪をリードで繋がれて、恥ずかしすぎる姿に・・・
「でも、スイッチは入らないから大丈夫・・・」
油断してた私に、あまりにも恥ずかしい仕打ち・・・
それはスパンキングでした。
ベッドに腰掛けている彼に首輪を引っ張られて、彼の両膝に上半身を預ける姿勢を取らされて・・・
そして、彼は手のひらで、私のお尻をピシって叩いたんです。
叩かれた瞬間、痛みでお尻にキュって力がはいった・・・
その瞬間、ローターが振動を・・・
彼の意地悪な笑い声が聞こえる。
きっとローターが動いたことは、彼にばれている。
でもローターの振動は、数秒間だけ。
せっかく動いたローターは、数秒で動きを止めてしまった。
スイッチが一回入っても、力が抜けるとローターは止まってしまう。
どこまで意地悪な設計なの・・・
って思っていると、さっきと同じ場所を叩か れた。
痛い。
って思った瞬間に、再びローターが振動を・・・
お尻を叩かれるとローターが動く。
そのことを彼は狙っているのか、笑いながらお尻を叩き続けた。
一度叩かれるだけで10秒くらいローターが動く。
「チカちゃんは、お尻を叩かれると、アソコが締まるんだね。」
「男を喜ばせるには、エッチの最中に、お尻を叩かれないとね。」
「このローターを入れたままお尻を叩いてたら、そんなエッチな体になっちゃうね。」
笑われながらお尻を叩かれているのに、ローターに翻弄されはじめてしまったの。
「男を喜ばせるエッチなカラダにしてあげる。」
そういってお尻を叩かれて、恥ずかしい鳴き声を漏らし始める。
こんなの嫌。
って思っても、叩かれるたびに、屈辱感と快感で鳴き声を漏らしてしまう。
声は漏らしたくないのに。声を漏らすのは、敗北を認めたみたいだから。

後編につづく
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