改札口
改札口までお見送りしてくれるYクン。

Suicaを鞄から出してタッチする。
そして早朝の改札口を通っていく。
Yクンの視線を感じながら、振り向きもせずに階段を登っていく。

でも、昨夜はYクンが初めて貞操帯に施錠をした記念日。
改札を通っていつものように階段に向かう足を一旦止めて、改札口の横の柵まで戻る。
Yクンは、嬉しそうな心配そ うな顔を見せながら、柵の反対側に駆け寄ってきた。
「耳かして」
少し大きな声で言うと、柵から半身を乗り出して私に横顔を近づけた。
「苦しいと思うけど、頑張ってね。」
今度は小さなささやき声で、Yクンの耳元に吐息を当てながら言った。

それからは、Yクンに射精させなかった日だけ、改札口を通った後に振り返る。
Yクンに射精させた日は、振り返らずに階段に消える。
これは小さな刷り込み。
射精を我慢した日だけ、小さな小さなご褒美を与える。
それがYクンにとってご褒美とも分からないような、とっても小さなご褒美。
でも、それが積み重なっていくと、Yクンも壊れていく。
「もう、射精なんて要らない。」って子供のように甘えて泣いてくれるはず。
そう遠くないうちに。
もうすぐかも。

って素敵な感じだけどね、朝から帰宅して、仕事の準備をして出かけるのって最悪です。
調教は計画的でも、生活は行き当たりばったり。
お泊まりは計画的にしないとね。

