クリスマス・ツリー
2012/12/08(土)
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昔の話。
CHIKAがMだった頃ですの話です。
CHIKAがMだった頃ですの話です。

王様ゲームが流行ってた頃、3対3のホームパーティをしたんです。
あのゲームは、居酒屋とかだったらOKですが、プライベート場所では危険すぎますよね。
女の子には、そういう認識があったけど、男の子は一層盛り上がっちゃうんです。困ったもんでしたね。
ホームパーティで王様ゲームや、負けた人が罰ゲームっていう感じでジェンガをしたんです。
ゲームで一番負けた男の子が「トナカイ」で、女の子が「セクシーサンタ」になりました。
「トナカイ」は女の子の、「セクシーサンタ」は男の子の言うことに従うのがルール。
ゲームの途中で「セクシーサンタ」のコスチュームを見たら、思ってた以上の露出にびっくり。用意した男の子3人は、嫌がる私たちのことを見て、さらに興奮しちゃうし。
でも、大好きだった男の子がいたから、ちょっと酔ってたから、負けちゃいたくなったんです。
気付かれないように、わざとらしくないように・・・
負けが確定しそうになってきたとき、友達からは「生理じゃないよね?」って声を掛けられるし、「暖房少し強くしておくね」って言われて真っ赤になりました。
みんなは普通の格好なのに、私だけ肩もウエストも脚も見えちゃう服になるんです。それを実感して、やっぱり負けたくないって思ったけど、もう遅かったんです。
ドキドキがとまらなくて・・・
電話のふりをして一階のコンビニでショーツを買って履き替えました。

セクシーサンタの格好になっただけじゃなくて、部屋の真ん中に立たされて、クリスマス・ツリーの電飾・装飾を施されちゃったんです。
両手を電飾のケーブルで巻かれて、力を入れれば外せそうだけど、なんか壊しちゃいけない気がして・・・
両手を頭の後ろで疑似拘束されたまま、どんどん飾り付けられました。
女友達の方が意地悪で、「目が合うと、こっ ちが恥ずかしいから・・」ってタオルで目隠しされたり。
あちこちに付けられた鈴がチリチリと鳴ってることは分かるけど、視界を奪われて思考が止まっていくんです。
「○○君、見過ぎだよ(笑)近すぎだって(笑)」っていう女友達の笑い声に、身を捩ることしかできませんでした。
30分程度で開放されるまで、写真にも撮られてしまいました。
恥ずかしいだけなのに、すごく感じちゃったんですよ。

君も、クリスマス・ツリーになってみたいですか?
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