小説「暗闇」 その３
2013/02/16(土)
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３時間って、どれくらいの長さだったのか時計を見なくても間隔で分かるかな？
時計を見ることもできず、飢えと渇き、背中拘束の鈍痛、マゾの興奮の中で眠ることもできない。
眠ることも許されず、動くことも見ることもできず、ただ転がされているだけ。１分が３分に感じる世界。
まだ５分しか経ってないよ。
その言葉に、肩が少し震えたね。
本当は、１０分経ってる。君の時間の感覚を奪ってあげる。
与えられるものは、私の匂いと私の音。
そんな世界の中で、時間を狂わされていなさいね。
恐怖？
まだまだ恐怖を感じるレベルじゃないでしょ？
まだ早いよ。
これから始まるんだから。
試しに、少しだけ優しさを与えてあげるね。
恐怖の中の優しさは、隠し味だね。アンコに入れる塩のようなもの。
ちょっと髪を優しく撫でてあげるだけで、君の呼吸が荒くなる。
嬉しいの？それとも怖いの？
嬉しいことと怖いことの区別ができなくなるまで、じっくりと恐怖を与えてあげるね。
私に与えられるもの全てが、怖いのに嬉しい。そう思ってくれるまで、何時間でも擦り込んであげる。
絶え間なくね。
クスクス
ほら。たったこれだけで・・・
何でかな。
アソコがカチカチになってきたよ。
頭を撫でられているだけなのに。
一度だけ軽く握ってあげる。白色ワセリンをたっぷりと塗った手で、握ってあげる。
アソコに感じるベトベトな違和感が、ゆっくりと君を壊していくからね。
いけない薬、塗っちゃった。
君は、何を塗られたか分からない。ただのワセリンだってことを知らない。
馬のように発情してなさい。
って言葉を添えれば、ワセリンがエッチなオクスリに変わる。
思い込みって馬鹿にするかもしれないけど、思い込みが理性を壊すんだよね。
まだ１５分しか経っていない。
興奮して呼吸が荒くなればなるほど、苦しみが強くなっていく。
エッチなオクスリって思い込んでるから、本当にエッチな効果が現れてる。
興奮して、もっと喉を渇かしなさい。
クスクス
普段ならペットボトルに口をつけて飲むけど、わざとコップに注ぐ音を聞かせる。
耳元でペットボトルからコップに水を移す。ただそれだけのことが拷問になる。
分かっててやってるんだよ。
目隠しをずらして、私が水を飲むところを見てもらう。
美味しそうに、一気に喉を潤すところを見せつける。
そして意地悪な笑みで君の瞳を見つめたまま、目隠しを被せる。
君は、再び暗闇の中。
そうよ。
意地悪な私の顔を焼き付けたまま、視力を奪われなさい。
思い出すのは、意地悪な笑顔だけで十分だよね。
ワセリンでベタベタになったアソコに、赤ちゃんの靴下を被せる。
靴下の上から握って、靴下をアソコに密着させる。
唸り声のボリュームが少し上がったように感じるけど、どうしたのかな。
違和感？
可哀想だから、少しだけ笑ってあげる。
マゾの火をつけてあげる。
クス クス
あーあ。可哀想。
あとで、どうなっちゃうかな。
こんなに塗ったのは初めてだから、楽しみだよ。壊れてもいいからね。
あはは
目隠しで君の目が見えないけど、不安を感じてるみたいだね。
咥えさせられている靴下の奥から、太い鳴き声が聞こえてるよ。
心配しなくても大丈夫だよ。ただのワセリンだから。
でも今は、たっぷりと不安を感じていなさいね。
ゆっくりと壊してあげるね。
４８時間のストーリーだけど、まだ１時間です。
完結まで、数ヶ月かもね
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