fun復刻:男を思い通りに操る術、教えます。

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元の投稿者であるCHIKAさんではありません。主にWaybackMachineなどを元に作成されました。 また、私はこちらのサイトと同じ人物です。CHIKAさんにOKをもらっています。

ねえ、君も・・・ その2


続きです。

フィクションと書けば、ノンフィクションだと勘違いする読者が多いですよね。
フィクションですよ、フィクション。

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ホテルに入る前に、コンビニを探して飲み物やスナック菓子を買い込んだ。
「時間はたっぷりあるし・・・」

一緒にレジに並んでいる達彦をチラっと見ると、私と目が合ったからなのか、照れ笑いと苦笑いの中間の顔で俯く。
支払いを済ますと、足早にホテルに戻る。ラブホテルには先客がいて、部屋選びをしながら二人ではしゃいでいる。
その二人と比べると、私たちには緊張感が漂っている。特に達彦には。


ホテルの部屋に入ると、すぐに部屋の隅を指さした。
「そこでいいよ。」

達彦は、何を勘違いしたのかコンビニで買ってきたレジ袋を「そこ」に置く。

吹き出すように笑った私を見て、彼も笑ったような顔になる。
笑ったような顔のまま、何で笑っているのか探るような目を向けたまま、首を少し傾げる。

私は満面の笑みを浮かべて、声に出さずに「オ・ブ・ジェ」と唇を動かす。
それでも理解できない達彦は、さらに首を傾げている。

「オ・ブ・ジェ」

今度は声に出す。
わざと可愛らしい甘えた声。そして優しい微笑みで。

「え、、こ、ここ、、、で、、お、、、お、、」

達彦は、レジ袋の置かれた場所を見つめながら、唇を震わせて固まる。

「躊躇してると辛くなるだけだよ。」

レジ袋を手に取り、冷蔵庫に飲み物をしまっていく。
スナック菓子をソファーテーブルに並べる。

「ねえ、私を不機嫌にして、何か得することがあるの?」

固まったまま立ち尽くす彼に、少しだけ不機嫌そうな顔を見せる。

「ダメね」

時計の秒針に合わせてカウントダウンを始める。

「30、、、29、、、28、、、27、、、」

途端に達彦の顔がこわばり、臆病なマゾらしい目つきに変わっていく。
膝がモゾモゾと動き出しそうになる。
今度は強ばった顔が赤みを増していく。
右足の踵が床から離れそうになる。

男がマゾに変わる瞬間。
今夜は、達彦に何回も経験してもらうつもり。マゾに堕ちる瞬間を。
たった一晩で、達彦を遊び尽くすため。

「もういいや。」

そういってテレビのリモコンを握り、ニュース番組を見始める。
部屋の片隅を見つめたままの彼を置き去りにして、テレビを見ながらポテトチップスの袋に手を伸ばした。

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〜後記〜
秋になりそうですね。
行楽の秋。食欲の秋。そして読書の秋。
どんな読書をしましょうか???



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