ねえ、君も・・・ その4
2013/09/29(日)
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続きです。
その3も加筆していますよ。
その3も加筆していますよ。

シャワーを浴びている間に、達彦の服を取り上げる。
脱衣所に置いてあったバスタオル、さらに小さいタオルもすべて隠してしまう。
私が許さない限り裸のまま。
そういうシチュエーションに追い込んだ。
そして服を脱いでサテンのインナーワンピース一枚の姿になる。
髪をポニーに結わいて、アイシャドーとルージュを直す。
達彦が濡れたままシャワーから出てくるのをベッドの上で待ち構えた。
しばらくすると、脱衣所から達彦が濡れたまま顔を出した。
服もタオルもなくて、困ったような顔を覗かせている。
「ねえ、タオル持ってった?」
私は、ベッドの枕元に置かれたバスタオルと達彦の服を指さしてカラカラと笑う。
「拭いてあげるから、そこに立ちなさい。」
そして、今度は部屋の片隅を指さす。
バスタオルを手に取って、タオルの両端を摘まんで、そして広げる。
「ほら、女の子に拭いてもらえるなんて光栄でしょ?」
笑いを押し殺しながら彼を睨みつける私。
少し怯えた顔で、部屋の隅に向けて足を動かす達彦。
小躍りしながら、私が先に部屋の隅に立つ。
タオルを広げて達彦を向かい入れる。
「オブジェにしてもらえるなんて、とっても光栄でしょ?」
この言葉に、彼の足が一瞬止まる。
「ん?どうしたの?」
その一言で、彼は震えながら私に近づく。
近づくほどに足の震えが大きくなっているのが分かる。
「あはは。 いい子だね。」
笑顔を作ろうとしても顔が引きつってしまうところが愛おしい。
そして私の目の前まで来て立ち止まる。
顔も目も伏せて、小さく小さく震えている。
両手を握りしめて何かを必死に耐えている。
「はい、きをつけ。」
彼は部屋の隅の私に向かって立っている。
ベッドに背を向けてしまっている。
「もう動いちゃダメだよ。」
棒のように立ち尽くす達彦の体を、バスタオルで丁寧に拭き始める。
カチカチになっているアソコも。
丁寧に、笑いながら、悪戯しながら。
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